宅配ボックスや置き配を利用するとき、気になるのが荷物の盗難です。
結論から言えば、宅配ボックスを使うすべての家庭に防犯カメラが必要なわけではありません。
しっかり施錠できる宅配ボックスを使い、道路から見えにくい場所に設置できているなら、それだけでもできる対策はあります。
一方で、置き配を頻繁に利用する家庭や、玄関周辺が道路から見えやすい住宅では、防犯カメラを追加するメリットがあります。
この記事では、宅配ボックスと防犯カメラの相性や、設置するときに考えておきたいポイントを現役配達員の目線から解説します。
結論|防犯カメラは必須ではない。でも相性はいい
まず、防犯カメラがないから宅配ボックスを使ってはいけないわけではありません。
大切なのは、
- 宅配ボックスの設置場所
- 本体の固定
- 施錠方法
- 道路からの見え方
- 荷物を放置する時間
などを総合的に考えることです。
そのうえで防犯カメラを追加すれば、さらに防犯対策を強化できます。
宅配ボックスそのものの盗難対策はこちらの記事で詳しく紹介しています。
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使っていないスマホを宅配ボックス用防犯カメラにする方法
続きを見る
防犯カメラを付けるメリット① 荷物の周辺を記録できる
防犯カメラの分かりやすいメリットは、宅配ボックスや玄関周辺を映像で記録できることです。
たとえば、
- 荷物が配達された
- 誰かが玄関周辺へ近づいた
- 宅配ボックスに触れた
といった状況を確認できる場合があります。
万が一トラブルが発生したときに、何が起きたのか確認する材料にもなります。
メリット② 「カメラがある」と分かること自体が防犯対策になる
防犯カメラは、映像を記録することだけが役割ではありません。
「この玄関は撮影されている」
と分かる状態にすることも、防犯を考えるうえで意味があります。
ただし、カメラを付けたから盗難が絶対に起きないというものではありません。
あくまで複数ある防犯対策の一つとして考えましょう。
メリット③ 配達された時間を確認しやすい
対応する防犯カメラなら、スマートフォンから映像や通知を確認できる製品もあります。
外出中でも玄関周辺の状況を確認できれば、
というときにも便利です。
通販サイトや配送会社からの配達完了通知と組み合わせれば、荷物を長時間放置しないためにも役立ちます。
人を検知したときだけ通知・録画するタイプもある
防犯カメラというと、一日中ずっと録画するイメージがあるかもしれません。
しかし製品によっては、人の動きなどを検知したときに録画やスマートフォンへの通知を行う機能があります。
宅配ボックス周辺を見る目的なら、こうした機能も選択肢になります。
スマートインターホンという選択肢もある
宅配ボックスのためだけに防犯カメラを設置するのではなく、カメラ付きのスマートインターホンを利用する方法もあります。
製品によって機能は異なりますが、
- 玄関周辺を確認する
- 来訪通知をスマートフォンで受ける
- 外出先から来訪者と会話する
といった機能を備えたものがあります。
荷物の受け取りと玄関防犯を一緒に考えたい家庭には便利な選択肢です。
防犯カメラはどこを映す?
宅配ボックスの防犯目的なら、カメラを付けることだけでなく撮影範囲も重要です。
宅配ボックスが画面から外れていたら、肝心なところを確認できません。
基本的には、
- 宅配ボックス
- 荷物を置く場所
- 玄関周辺
が確認できる位置を検討します。
ただし、ここで注意点があります。
注意|隣の家や道路を必要以上に撮影しない
防犯目的だからといって、どこを撮影してもいいわけではありません。
設置するときは、自宅の玄関や宅配ボックスを中心にして、近隣住宅の窓や玄関などを必要以上に撮影しないよう配慮しましょう。
集合住宅の場合は、共用廊下などの撮影について管理規約や管理会社への確認が必要になる場合もあります。
屋外設置なら雨と暑さも確認
玄関の外にカメラを設置する場合は、屋外利用に対応しているか確認しましょう。
特に確認したいのは、
- 雨への対応
- 使用可能な温度
- 直射日光
- 電源の取り方
- Wi-Fiなど通信環境
です。
軒下だから絶対に濡れないとは限りません。
横殴りの雨なども考えて設置場所を選びましょう。
夜の防犯ならセンサーライトも候補
防犯カメラとは別に、人が近づいたときに点灯するセンサーライトを利用する方法もあります。
暗い玄関なら、
人が近づく → ライトが点灯する
というだけでも周囲から目立ちやすくなります。
夜間に配達が来た場合は、配達員にとって宅配ボックスや足元が見やすくなるというメリットもあります。
実は「古いスマホ」をカメラとして使う方法もある
ここまで読んで、
と思った人もいるでしょう。
そんな人には、家で使わなくなったスマートフォンを簡易的な見守りカメラとして活用する方法もあります。
対応するアプリなどを利用すれば、古いスマートフォンのカメラを使って別の端末から映像を確認できる場合があります。
ただし、スマートフォンは一般的な屋外用防犯カメラとは違います。
特に屋外では、雨・夏の高温・直射日光・充電方法などの問題があります。
次の記事では、使っていないスマホを宅配ボックス用の簡易防犯カメラとして活用する方法を詳しく解説します。
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使っていないスマホを宅配ボックス用防犯カメラにする方法
続きを見る
こんな家庭は防犯カメラを検討する価値あり
特に検討する価値があるのは、次のような家庭です。
- 置き配を頻繁に利用する
- 日中留守にすることが多い
- 玄関が道路から見えやすい
- 荷物が届いてから回収まで時間がかかる
- 宅配ボックスの盗難が心配
- 玄関全体の防犯も強化したい
逆に、荷物をすぐ回収でき、施錠・固定された宅配ボックスが道路から見えにくい場所にあるなら、防犯カメラを急いで設置する必要性は低いかもしれません。
防犯カメラより先に確認したいこと
防犯カメラを購入する前に、まず宅配ボックスそのものを確認してみてください。
- 本体は簡単に持っていかれないか
- 荷物を入れたあと施錠できるか
- 道路から中身が丸見えになっていないか
- 配達員が迷わず見つけられるか
この基本対策をしたうえでカメラを追加した方が、よりバランスのいい防犯対策になります。
まとめ|宅配ボックス+防犯カメラは相性がいい
宅配ボックスを利用するために、防犯カメラが絶対に必要というわけではありません。
しかし、置き配を頻繁に利用する家庭や、玄関周辺の防犯が気になる家庭では、相性のいい設備です。
大切なのは、
宅配ボックス
+
設置場所
+
固定・施錠
+
必要なら防犯カメラ
というように、複数の対策を組み合わせて考えることです。
そして防犯カメラを買う前に、使っていないスマートフォンが家にないか探してみるのも一つの方法です。