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宅配ボックスの使い方・トラブル

宅配ボックスはどこに置く?現役配達員が『ここに置いてほしい』と思う設置場所

宅配ボックスを買った。

あとは玄関の近くに置けばOK!

……と思っていませんか?

実は宅配ボックスは、「何を買うか」だけでなく「どこに置くか」もかなり重要です。

私は配達員としてたくさんの家に荷物を届けてきましたが、宅配ボックスが置いてあっても、

  • どこにあるのか分からない
  • 宅配ボックスなのか判断しづらい
  • 荷物を入れにくい
  • 雨で荷物が濡れそう
  • 道路から丸見えで置き配するのが不安

といったケースがあります。

せっかく宅配ボックスを買ったのに、配達員に使ってもらえなかったらもったいないですよね。

そこでこの記事では、実際に配達する側の目線から、宅配ボックスをどこに置けば使いやすいのかを解説します。

これから宅配ボックスを購入する人はもちろん、すでに設置している人も「今の場所で本当に分かりやすいかな?」と確認してみてください。

結論:玄関の近くで「配達員から見つけやすい場所」がおすすめ

最初に結論から言うと、私がおすすめするのは、

玄関の近くで、配達員が見つけやすく、荷物を入れやすい場所

です。

当たり前に聞こえるかもしれません。

でも、この「配達員から見つけやすい」というところが結構大事です。

毎日その家で生活している人なら、どこに何があるのか分かっています。

しかし、その家に初めて配達に来た人は違います。

玄関周辺を見て、短時間で

「あ、ここに宅配ボックスがあるな」

と分かることが理想です。

宅配ボックスを置くときに重要な7つのポイント

1.玄関から近い場所に置く

まず基本になるのが、玄関から近いことです。

配達員は基本的に荷物を届けるために玄関へ向かいます。

その動線上に宅配ボックスがあれば、見つけやすくなります。

たとえば、

  • 玄関ドアの横
  • 玄関ポーチ
  • 門から玄関へ向かう途中
  • 玄関脇の屋根がある場所

などです。

逆に、玄関とはまったく違う方向に置いてあると、存在そのものに気付かない可能性があります。

「家の横に置いてあるから分かるだろう」ではなく、初めて来た人でも見つけられるかを基準に考えてみてください。

2.宅配ボックスだと一目で分かるようにする

これもかなり重要です。

最近はデザイン性の高い宅配ボックスも増えています。

一方で、見た目がおしゃれすぎて、収納ボックスや物置のように見えるものもあります。

配達員が、

「これ……開けていい箱なのかな?」

と迷ってしまうようではもったいありません。

宅配ボックス本体に「宅配BOX」などと表示されていれば分かりやすいですし、必要ならステッカーなどを使う方法もあります。

配達員が数秒見ただけで用途が分かる状態にしておくのがおすすめです。

3.植木や自転車などで隠さない

玄関のすぐ近くに置いていても、宅配ボックスが何かの陰に隠れていることがあります。

たとえば、

  • 大きな植木鉢
  • 自転車
  • ベビーカー
  • 傘立て
  • ゴミ箱
  • その他の収納ボックス

などです。

防犯上、道路から多少見えにくい場所に置きたいという気持ちは分かります。

ただ、隠しすぎると泥棒からだけでなく配達員からも見えなくなります。

ここは「道路から目立ちすぎない」と「配達員には分かる」のバランスを考えたいところです。

4.荷物を入れるためのスペースを確保する

宅配ボックスそのものが置ければいいわけではありません。

扉を開けて荷物を入れるためのスペースも必要です。

たとえば宅配ボックスの目の前に自転車が置いてあったら、扉を完全に開けられないことがあります。

大きな段ボールを抱えた状態では、狭い隙間に入り込んで荷物を入れるのも大変です。

宅配ボックスを設置したら、一度自分で段ボールを持って、

「この状態で扉を開けて荷物を入れられるか?」

を試してみると分かりやすいです。

できれば大きめの段ボールで試してみてください。

5.できれば雨が直接当たりにくい場所に置く

宅配ボックスを屋外に置くなら、雨対策も考えておきたいところです。

宅配ボックス自体に防水・防滴性能があっても、扉を開けて荷物を入れる瞬間まで完全に雨を防げるとは限りません。

また、簡易タイプの宅配ボックスの場合は、強い雨や風によって水が入り込む可能性も考えておいたほうがいいでしょう。

可能なら、

  • 玄関のひさしの下
  • 屋根のある玄関ポーチ
  • 雨が直接吹き込みにくい場所

などがおすすめです。

もちろん住宅によっては屋根のある場所に置けないこともあります。

その場合は、購入するときに防水・防滴性能も確認しておきましょう。

6.道路から丸見えすぎない場所を考える

見つけやすさとは少し矛盾するようですが、防犯面も考える必要があります。

道路を歩いている人から、

「あの家の宅配ボックスに今荷物が入ったな」

と簡単に分かる場所よりは、ある程度玄関側に入った場所のほうが安心です。

大切なのは、

配達員には見つけやすい。でも通行人には必要以上に目立たない。

という場所を探すことです。

さらに盗難が心配なら、宅配ボックスの固定や防犯カメラの設置なども検討できます。

7.配達員が迷いそうなら配送指示にも書いておく

どうしても玄関の分かりやすい場所に宅配ボックスを置けない家もあります。

そんな場合は、利用している通販サイトや配送サービスで配送指示を設定できるなら、宅配ボックスの場所を伝えておく方法があります。

たとえば、

「玄関ドアの右側にある黒い宅配ボックスへ」

「門を入って左側の宅配ボックスへ」

など、初めて来る配達員でも分かるように具体的にしておくと親切です。

Amazonなどでは配送指示を設定できる場合があります。

ただし、配送業者や配送方法などによって対応できる内容は異なるため、指示を書けば必ずその通りになるとは限りません。

配達員からすると「宝探し状態」の宅配ボックスは困る

ここは配達する側として、ぜひ知っておいてほしいところです。

宅配ボックスは、配達員に探させるものではありません。

「どこだ?」

「これか?」

「いや、これはただの収納箱か?」

という状態になってしまうと、せっかく設置した宅配ボックスを十分活用できません。

配達員が初めてその家に来ても、

玄関へ向かう → 宅配ボックスが目に入る → 迷わず荷物を入れられる

この流れが理想です。

宅配ボックスを地面に直接置くときも注意

据え置き型や簡易型の宅配ボックスを地面に設置するときは、ボックスそのものの安定性も確認してください。

軽い宅配ボックスの場合、強風などで動いてしまう可能性があります。

また、盗難対策としてワイヤーなどで固定できる商品もあります。

戸建ての場合はアンカー固定できる製品もあるので、設置する住宅や製品に合った固定方法を選びましょう。

宅配ボックスの中に高価な商品が入る可能性もあるので、「箱を置けば終わり」ではなく、宅配ボックスそのものを持っていかれない対策も考えておきたいところです。

マンション・アパートでは設置していい場所か確認しよう

戸建てと違って、マンションやアパートでは好きな場所に宅配ボックスを置けるとは限りません。

玄関前や廊下などが共用部分になっている場合、管理規約などで物を置くことが禁止・制限されていることがあります。

避難経路の妨げになるような置き方も避けなければなりません。

そのため、マンションやアパートで自分用の宅配ボックスやOKIPPAなどを設置したい場合は、管理規約や管理会社・大家さんのルールを確認してください。

「置けるスペースがあるから大丈夫」とは限らない点には注意しましょう。

宅配ボックスだけでなく「第二の受け取り場所」も考えておく

前の記事でも紹介しましたが、私は宅配ボックスだけに頼らず、第二、第三の受け取り場所まで考えておくのがおすすめだと思っています。

なぜなら、どれだけいい場所に宅配ボックスを設置しても、

  • 荷物が大きすぎる
  • すでに別の荷物が入っている
  • 宅配ボックスが何らかの理由で使えない

ということがあるからです。

そこで、住宅環境や配送サービス上可能であれば、

第一希望:宅配ボックス

第二希望:別の指定場所

第三希望:玄関前

など、複数の選択肢を考えておく方法があります。

私自身もマンションで、ガスメーターボックスやOKIPPA、玄関前などを組み合わせて荷物を受け取れるようにしています。

すでに宅配ボックスを置いている人は一度「配達員目線」で見てみよう

この記事を読んでいる人の中には、すでに宅配ボックスを設置している人もいると思います。

そんな人に一度やってみてほしいことがあります。

道路や門のところから、自分の家を「初めて配達に来た人」のつもりで見てみてください。

宅配ボックスはすぐ見つかりますか?

宅配ボックスだと分かりますか?

大きな段ボールを持ったまま近づけますか?

扉を開けるスペースはありますか?

雨の日でも使えそうですか?

こうして配達員側から見てみると、意外な問題に気付くことがあります。

まとめ:宅配ボックスは「配達員が使いやすい場所」に置こう

宅配ボックスの設置場所で迷ったら、次のポイントを確認してみてください。

  • 玄関から近い
  • 配達員から見つけやすい
  • 宅配ボックスだと一目で分かる
  • 扉を開けて荷物を入れるスペースがある
  • できれば雨が直接当たりにくい
  • 道路から丸見えすぎない
  • 必要なら配送指示で場所を伝える

宅配ボックスは、買っただけでは再配達対策として十分とは言えません。

配達員が見つけて、迷わず使えて、荷物を安全に入れられる。

そこまで考えて設置して初めて、宅配ボックスの便利さをしっかり活かせます。

そして、これから宅配ボックスを購入する人には、設置場所だけでなく「配達員が使いやすい商品か」という視点でも選んでほしいと思っています。

また、宅配ボックスを設置しているのに荷物を入れてもらえなかった人は、こちらの記事も参考にしてください。↓

宅配ボックスがあるのに入れてくれない!現役配達員が理由を解説

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