宅配ボックスを買おうと思って商品を探していると、30L、50L、70L、100Lなど、いろいろな容量の商品が出てきます。
そこで迷うのが、
「結局、宅配ボックスって何Lあればいいの?」
ということではないでしょうか。
せっかく宅配ボックスを買っても、届いた荷物が入らなければ意味がありません。
私は配達員としてたくさんの荷物を届けてきましたが、宅配ボックスを選ぶなら「置ける範囲でなるべく大きいもの」をおすすめします。
ただし、ここで一つ注意してほしいことがあります。
宅配ボックスは「○L」という容量だけを見て選ばないでください。
実際に荷物が入るかどうかを左右するのは、容量だけではなく、宅配ボックスの内寸や投入口の大きさ、そして届く段ボールの形です。
この記事では現役配達員の目線から、宅配ボックスの大きさをどう選べばいいのかを分かりやすく解説します。
結論:迷ったら置ける範囲で大きめを選ぶのがおすすめ
先に結論から言ってしまいます。
設置スペースと予算に問題がないのであれば、私は小さい宅配ボックスより大きい宅配ボックスをおすすめします。
理由は単純です。
小さい宅配ボックスに大きな荷物は入りませんが、大きい宅配ボックスには小さい荷物も入れられるからです。
「普段買うのは小さいものばかりだから、小型でいいかな」
と思っていても、ネット通販では予想より大きな段ボールで届くことがあります。
そして、たまたま大きな荷物が届いた日に宅配ボックスへ入らなければ、不在時には持ち戻りになる可能性があります。
宅配ボックスは一度買ったら何年も使うものです。
だから私は、数千円の価格差や数センチの違いだけで小さいものを選ぶより、設置できるのであれば余裕のあるサイズを選んだほうが後悔しにくいと思っています。
「何Lなら大丈夫?」だけでは判断できない
宅配ボックスの商品ページを見ると、
- 40L
- 50L
- 70L
- 80L
- 100L
など、容量が表示されていることがあります。
もちろん容量はサイズを比較するときの目安になります。
でも、容量だけで「この段ボールが入る」と判断することはできません。
たとえば同じ70Lでも、
- 背が高くて細い宅配ボックス
- 横に広くて高さが低い宅配ボックス
では、入れられる荷物の形がまったく違います。
段ボールは液体ではありませんから、空間の合計が同じなら必ず入るというものではないんです。
だから宅配ボックスを選ぶときは、容量と一緒に「実際に荷物を入れられるスペース」を確認してください。
見るべきなのは「外寸」より「内寸」
商品ページには、幅○cm×奥行○cm×高さ○cmなどのサイズが書かれています。
ここでも注意したいのが、外寸と内寸は違うということです。
外寸は宅配ボックスそのものの大きさ。
一方、実際に段ボールを入れられるスペースを判断するときに重要なのは内寸です。
宅配ボックスには壁や扉の厚み、鍵などの構造があります。
そのため、外側が幅50cmだからといって、幅50cmの段ボールが入るわけではありません。
商品を比較するときは、できれば次の3つを確認してください。
- 庫内の幅
- 庫内の奥行
- 庫内の高さ
商品ページに「収納可能サイズ」「最大荷物サイズ」などが記載されている場合は、そちらも確認しましょう。
投入口の大きさも忘れずに確認しよう
さらに見落としやすいのが、投入口や扉の開口部です。
宅配ボックスの中には十分なスペースがあっても、入口が狭ければ段ボールを中へ入れられません。
特に上から荷物を投入するタイプや、投入口と収納部分が分かれているタイプでは重要です。
「容量100Lだから大丈夫」ではなく、
自分が受け取りそうな段ボールが入口を通過できるか
まで確認しておくと失敗しにくくなります。
宅配便の「60サイズ」「80サイズ」と宅配ボックスの容量は別物
ネット通販を利用していると、「60サイズ」「80サイズ」「100サイズ」といった言葉を見たことがあると思います。
これは宅配ボックスの60L、80Lなどとはまったく別のものです。
宅配便でいうサイズは、一般的に荷物の縦・横・高さの3辺を合計した長さなどによって区分されています。
たとえば同じ100サイズの荷物でも、細長い箱もあれば、比較的四角い箱もあります。
そのため、
「80Lの宅配ボックスだから80サイズの荷物が入る」
という考え方はできません。
ここは数字が似ているので勘違いしやすいところです。
小型の宅配ボックスが向いている人
では、小さい宅配ボックスはダメなのかというと、そんなことはありません。
次のような人なら、小型タイプでも十分な場合があります。
- ネット通販をあまり利用しない
- 届く荷物が小物中心
- 宅配ボックスを置けるスペースが狭い
- 大きな荷物は対面で受け取ると決めている
- 補助的な宅配ボックスとして使いたい
特に玄関スペースが限られている住宅では、大きすぎる宅配ボックスを置くことで通行の邪魔になってしまうこともあります。
大きければ何でもいいのではなく、住宅環境とのバランスも大切です。
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Amazonや楽天をよく使うなら大容量がおすすめ
一方で、ネット通販を頻繁に利用する人なら、私は大きめをおすすめします。
ネット通販では、小さな商品を注文しても必ず小さな箱で届くとは限りません。
また、日用品などをまとめて購入すると、当然段ボールも大きくなります。
「宅配ボックスを設置したのに、結局大きな荷物が入らなくて再配達になった」
となってしまったらもったいないですよね。
設置スペースに余裕がある戸建てなどでは、最初から大容量タイプを選ぶのも一つの方法です。
ネット通販を頻繁に使うなら「容量」だけでなく複数荷物にも注目
もう一つ考えてほしいのが、宅配ボックスに何個の荷物を受け取れるかです。
たとえば午前中に一つ荷物が届いて宅配ボックスへ入ったとします。
その後、別の配達員がもう一つ荷物を持ってきても、一度しか使えない宅配ボックスなら2個目を入れられない場合があります。
ネット通販を頻繁に利用する家庭なら、単純に100Lの大きな空間が一つあるタイプだけでなく、
- 上下2段になっている
- 複数回荷物を投入できる
- 複数の荷物を受け取れる構造になっている
といった商品も選択肢になります。
「一番大きな荷物が入るか」と「1日に何個受け取れるか」は別の問題として考えるのがおすすめです。
大きすぎる宅配ボックスにもデメリットはある
ここまで「大きめがおすすめ」と書いてきましたが、大きければ大きいほどいいというわけでもありません。
大容量になるほど、
- 本体価格が高くなりやすい
- 設置スペースが必要
- 玄関周りに圧迫感が出る
- 重量が増える
- 固定方法を考える必要がある
などのデメリットもあります。
特に玄関前は毎日人が通る場所です。
宅配ボックスのせいで通路が狭くなったり、ドアを開けにくくなったりしては困ります。
まず設置場所を測り、その範囲でなるべく大きなものを選ぶという順番がおすすめです。
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マンション・アパートでは大きさだけで決めない
マンションやアパートで個人用の宅配ボックスを置く場合は、サイズ以前に設置可能かどうかを確認してください。
玄関前の廊下などは共用部分になっていることがあり、管理規約などによって物を置くことが禁止・制限されている場合があります。
避難経路をふさいでしまうような大きな宅配ボックスを置くのも避けなければなりません。
そのため集合住宅では、
「できるだけ大きいもの」ではなく「置いても問題ない範囲でできるだけ使いやすいもの」
と考えてください。
大きな荷物が入らなかった場合の「第二候補」も用意しておく
どれだけ大きな宅配ボックスを購入しても、すべての荷物を入れられるわけではありません。
家具や大型家電など、宅配ボックスではどうにもならない荷物もあります。
また、荷物の種類や配送方法によっては、サイズに関係なく宅配ボックスへ入れられないものもあります。
だから私は、宅配ボックスだけですべてを解決しようとせず、「入らなかった場合はどうするか」まで考えておくことをおすすめします。
配送サービス上可能であれば、玄関前など別の受け取り場所を指定しておく方法もあります。
私自身もマンションで、ガスメーターボックス、OKIPPA、玄関前など複数の選択肢を用意しています。
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段ボールを使って購入前に確認するのがおすすめ
宅配ボックス選びで失敗したくないなら、購入前に一つ簡単な方法があります。
家にある段ボールとメジャーを使ってみてください。
普段ネット通販で届く段ボールを何個か測ってみます。
そして購入候補の宅配ボックスの商品ページに書かれている内寸や収納可能サイズと比べてみます。
これだけでも、
「思ったより小さいな」
「これなら普段届く箱は入りそうだな」
ということがかなり分かります。
さらに、宅配ボックスを置こうと思っている場所をメジャーで測って、床にテープなどで大きさを再現してみるのもおすすめです。
ネットの商品画像だけを見ているとサイズ感が分かりにくいですが、実際の玄関で再現するとかなりイメージしやすくなります。
現役配達員としては「あと少し大きければ入ったのに」が一番もったいない
配達する側からすると、宅配ボックスがあるのに荷物があと少しのところで入らないという状況は、やっぱりもったいないです。
せっかく受け取る側が宅配ボックスを用意してくれている。
配達員としてもそこに荷物を入れて配達を完了したい。
それなのに数センチ足りなくて入らない。
そうなれば、状況によっては持ち戻ることになります。
だからこそ、これから宅配ボックスを購入するなら、今必要なギリギリのサイズではなく、少し余裕を持ったサイズを検討してみてください。
まとめ:容量だけでなく「実際に入る大きさ」を確認しよう
宅配ボックスの大きさを選ぶときに確認してほしいポイントをまとめます。
- 置ける範囲なら大きめを選ぶ
- 「○L」という容量だけで決めない
- 外寸だけでなく内寸を見る
- 投入口・扉の大きさも確認する
- 普段届く段ボールを測ってみる
- 通販を頻繁に使うなら複数荷物への対応も考える
- 設置スペースや通路を圧迫しないか確認する
特に覚えておいてほしいのは、宅配便の「80サイズ」と宅配ボックスの「80L」はまったく別物ということです。
「何Lあれば絶対大丈夫」という基準を探すより、自分の家に届く荷物と宅配ボックスの内寸を比較するほうが確実です。
そのうえで迷ったら、私は設置できる範囲で一回り大きな宅配ボックスをおすすめします。
せっかく設置するなら、できるだけ多くの荷物を一度で受け取れる宅配ボックスを選んでみてください。