「宅配ボックスって、実際のところ配達員からするとありがたいの?」
「せっかく置くなら、配達員が使いやすい宅配ボックスを選びたい」
そんな疑問を持っている人もいると思います。
現役で配達している私の本音を言うと、
宅配ボックスがあるのは、基本的にはめちゃくちゃありがたいです。
留守でも荷物を届けられる可能性が高くなりますし、お客さんも荷物を受け取りやすくなります。
そして配達員にとっても、再配達を減らせます。
ただし――。
実際にいろいろな家へ配達していると、
「宅配ボックスはある。でもこれは使いにくいな……」
と思うことがあります。
設置場所やサイズ、構造によっては、せっかく宅配ボックスがあるのに荷物を入れられないこともあるんです。
そこでこの記事では、現役配達員の私が宅配ボックスについて本音で話しながら、「これはちょっと困る」と感じる7つの特徴を紹介します。
これから宅配ボックスを買う人はもちろん、すでに設置している人も、自宅の宅配ボックスと比べながら読んでみてください。
配達員の本音|宅配ボックスは基本的にはありがたい
まず最初に、ここはハッキリさせておきます。
「配達員は宅配ボックスを面倒くさいと思っているのでは?」
と思う人もいるかもしれません。
少なくとも、実際に配達している私の感覚は逆です。
お客さんにとっても、帰宅後すぐ荷物を受け取れます。
配達する側にとっても、荷物を持ち帰ってもう一度届ける必要がなくなります。
つまり、使いやすい宅配ボックスなら、お客さんにも配達員にもメリットがあります。
だから私がこの記事で言いたいのは、
「この宅配ボックスはダメ!」
という商品批判ではありません。
むしろ、
せっかく宅配ボックスを置くなら、ちゃんと配達員が使える状態にしてほしい。
これが配達員としての本音です。
結論|現役配達員が困る宅配ボックス7つの特徴
では、どんな宅配ボックスだと困るのか。
先に7つをまとめると、次のとおりです。
こんな宅配ボックスはちょっと困る!
- どこにあるのか分からない
- 投入口が小さい
- 容量が小さすぎる
- 扉の前に物があって開けにくい
- 使い方・施錠方法が分からない
- 1個入っただけで次の荷物を入れられない
- 雨や防犯への対策が不十分
ただし、ここで重要なのが、商品そのものが悪いとは限らないことです。
同じ宅配ボックスでも、置き場所や使い方を少し変えるだけで、配達員にとってかなり使いやすくなることがあります。
① どこにあるのか分からない
まず困るのが、宅配ボックスが見つからないケースです。
玄関前まで荷物を持って行っても宅配ボックスが見当たらない。
でも、よく探してみると、
- 玄関の横
- 植木の裏
- 自転車の陰
- 建物の側面
- 物置の横
などに置かれていることがあります。
特に、市販の収納ボックスなどを宅配ボックス代わりにしている場合は注意が必要です。
普通の収納用品に見えるため、配達員が勝手に「これは荷物を入れるための箱だろう」と判断するのは難しいからです。
そこで、
宅配BOX
荷物はこちらへお願いします
などと表示しておくと分かりやすくなります。
さらに配送指示を利用できる場合は、
玄関右側の黒い宅配ボックスへお願いします。
のように具体的に場所を伝えておくと、さらに見つけやすくなります。
宅配ボックスをどこへ置けば配達員が見つけやすいかは、こちらで詳しく解説しています。
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宅配ボックスはどこに置く?現役配達員が『ここに置いてほしい』と思う設置場所
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② 投入口が小さい
二つ目は、投入口が小さい宅配ボックスです。
宅配ボックス自体は大きく見えても、入口が狭いと段ボールを入れられません。
ここで注意したいのが、商品説明に書かれている「○○L」という容量だけでは判断できないことです。
容量が大きくても、実際の投入口が小さければ大きな段ボールは入りません。
購入前には、
- 投入口の幅
- 投入口の高さ
- 扉を開いたときの開口部
- 内部の幅・奥行き・高さ
まで確認するのがおすすめです。
本体の外寸より「どの大きさの荷物まで入るのか」を確認することが重要です。
宅配ボックスのサイズ選びについてはこちらで詳しく解説しています。
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宅配ボックスの大きさは何L必要?現役配達員がサイズ選びを解説
続きを見る
③ 容量が小さすぎる
三つ目は、単純に宅配ボックスが小さすぎるケースです。
ネット通販では、毎回同じ大きさの段ボールが届くわけではありません。
商品そのものは小さくても、梱包すると予想以上に大きな箱になることもあります。
特に、
- Amazonなどを頻繁に利用する
- 飲料や日用品をまとめ買いする
- 大きめの商品をネットで購入する
という家庭なら、設置できる範囲で余裕のあるサイズを選ぶ方が使いやすくなります。
大容量タイプを探している人はこちらでおすすめ商品を比較しています。
④ 扉の前に物があって開けにくい
宅配ボックス本体には問題がなくても、置き方によって使いにくくなっていることがあります。
たとえば宅配ボックスの前に、
- 自転車
- 植木鉢
- 傘立て
- ゴミ箱
- 子どもの外遊び用品
などが置かれているケースです。
小さな荷物なら何とか入れられても、大きな段ボールを抱えた状態では操作しにくくなります。
宅配ボックスを設置するときは、本体が置けるかだけではなく、
「扉を全開にして、段ボールを持った人が操作できるか」
まで確認してみてください。
⑤ 使い方・施錠方法が分からない
五つ目は、どうやって使えばいいのか分からない宅配ボックスです。
宅配ボックスにはさまざまな方式があります。
配達員が荷物を入れたあと、
- ボタンを押す
- ダイヤルを回す
- レバーを操作する
- 鍵をかける
など、商品によって操作方法が違います。
特殊な操作が必要なら、
①荷物を入れる
②扉を閉める
③右側のボタンを押してください
のような短い説明があると分かりやすくなります。
暗証番号や解錠方法など、防犯上重要な情報を誰でも見られる場所へ掲示するのは避けてください。
⑥ 1個入っただけで次の荷物を入れられない
六つ目は、ネット通販を頻繁に使う家庭では特に気になるポイントです。
一人目の配達員が荷物を入れて施錠。
その数時間後、別の配達員が二個目の荷物を持ってくる。
でも、すでに宅配ボックスが施錠されていて開けられない。
同じ日に複数の荷物が別々に届く家庭なら、容量だけではなく「何回受け取れるか」も重要です。
たとえば、
- 繰り返し投函できるタイプ
- 収納部が二つ以上あるタイプ
- 複数回の受け取りを想定したタイプ
などがあります。
通販を頻繁に利用する家庭では「何L?」だけでなく「何個受け取れる?」も確認してみてください。
複数の荷物を受け取れる宅配ボックスはこちらの記事で比較しています。
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複数の荷物を受け取れる宅配ボックスおすすめ5選!現役配達員が選び方を解説
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⑦ 雨や防犯への対策が不十分
最後は設置環境です。
特に簡易タイプや、収納ボックスなどを宅配ボックス代わりにしている場合は注意してください。
雨が直接当たる場所では、荷物が濡れる可能性があります。
また、本体ごと簡単に持っていける状態なら盗難対策も考える必要があります。
自宅の環境に合わせて、
- 屋根のある場所へ設置する
- 本体を固定する
- 道路から丸見えにならない位置を考える
- 必要なら防犯カメラを設置する
などの対策を検討してみてください。
宅配ボックスの盗難対策はこちらで詳しくまとめています。
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宅配ボックスから荷物を盗まれないための対策7選
続きを見る
宅配ボックスに入らない荷物があることも忘れない
宅配ボックスを大きくしても、すべての荷物を必ず入れられるわけではありません。
単純に箱が大きすぎる場合もあります。
また、荷物や配送方法などによって宅配ボックスへ入れられないケースもあります。
宅配ボックスより荷物が大きかった場合についてはこちらで詳しく解説しています。
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宅配ボックスより荷物が大きい!入らない荷物はどうなる?
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配達員の本音で一番もったいないのは「あるのに使えない」こと
ここまで読んでもらうと分かると思いますが、配達員が困る宅配ボックスは、必ずしも商品そのものが悪いとは限りません。
たとえば、
- 置き場所を変える
- 前にある物を移動する
- 「宅配BOX」と表示する
- 配送指示に場所を書く
- 簡単な使い方を表示する
だけで使いやすくなることもあります。
配達員としては、高級な宅配ボックスだからありがたいとか、安いから困るという話ではありません。
荷物を安全に入れられて、操作方法が分かって、きちんと配達を完了できる。
そういう状態になっていることの方がずっと重要です。
宅配ボックスが使えないときの第二希望も決めておこう
もう一つおすすめしたいのが、宅配ボックスが使えなかった場合の受取場所も考えておくことです。
たとえば配送指示を利用できる場合なら、
第一希望:宅配ボックス
第二希望:ガスメーターボックス
第三希望:玄関前
というように、状況に応じて別の受取場所を用意しておく方法があります。
Amazonの配送指示を第一・第二・第三希望まで書く考え方はこちらで紹介しています。
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Amazonの配達指示は第一・第二・第三希望まで書こう!配達員が助かる書き方
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では、配達員が「ありがたい」と感じる宅配ボックスとは?
今回紹介した内容を逆にすると、配達員が使いやすい宅配ボックスの条件が見えてきます。
具体的には、
- 見つけやすい
- 入口が大きい
- 内部に余裕がある
- 扉を開けやすい
- 操作が簡単
- 複数の荷物を受け取れる
- 雨・防犯対策がされている
といった宅配ボックスです。
現役配達員の私が考える「入れやすい宅配ボックス7つの条件」はこちらの記事で詳しく紹介しています。
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配達員が「これなら入れやすい」と思う宅配ボックス7つの条件
続きを見る
これから宅配ボックスを買う人へ
これから宅配ボックスを購入するなら、価格やデザインだけで決めるのではなく、
購入前にチェックしたいポイント
- 普段届く段ボールが入るか
- 配達員から見つけやすいか
- 荷物を持ったまま操作しやすいか
- 複数の荷物を受け取る必要があるか
- 雨や盗難への対策ができるか
まで考えて選ぶのがおすすめです。
「じゃあ具体的にどの商品がいいの?」という人向けに、現役配達員の視点からおすすめ商品を比較したランキングも作っています。
まとめ|宅配ボックスについての配達員の本音は「あるとありがたい。でも使えることが大事」
最後に、宅配ボックスについて現役配達員としての本音を一言でまとめるなら、
「宅配ボックスがあるのはありがたい。でも、ちゃんと使える状態になっていることが大事」
です。
私が実際に配達していて困りやすいと感じる特徴は、次の7つです。
- どこにあるのか分からない
- 投入口が小さい
- 容量が小さすぎる
- 扉の前に物があって開けにくい
- 使い方・施錠方法が分からない
- 1個入っただけで次の荷物を入れられない
- 雨や防犯への対策が不十分
すでに宅配ボックスを設置している人も、一度玄関の外から自分の家を見てみてください。
「初めてこの家に来た配達員でも、宅配ボックスの場所と使い方がすぐ分かるか?」
という視点で見ると、意外な改善点が見つかるかもしれません。