Amazonなどで荷物の受け取り場所を指定するとき、こんなふうに設定している人は多いと思います。
「宅配ボックスへ」
「玄関前へ」
もちろん、指定した場所で問題なく受け取れればそれで十分です。
でも現役配達員の私としては、もう一歩だけ先まで考えておくことをおすすめします。
「第一候補が使えなかったら、次はどこで受け取る?」
というところです。
宅配ボックスに入れば問題ありません。
でも実際の配達では、
- 荷物が大きくて入らない
- すでに別の荷物が入っている
- マンションの共用宅配ボックスが満杯
- 指定した場所をその荷物では利用できない
- 建物の状況などによって指定場所まで配達できない
といったことがあります。
この記事では、第一・第二・第三候補まで受け取り方法を考えておくメリットを、私自身がマンションで実践している方法も交えて紹介します。
Amazonの配送指示に何を書けばいいのか、具体的な例文を探している人はこちらの記事を先にどうぞ。
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Amazonの配達指示・備考欄には何を書く?現役配達員が例文を紹介
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結論|「第一候補」より「第一候補がダメだったとき」が重要
この記事で伝えたいことは、とてもシンプルです。
受け取り場所を一つにしない
第一候補
↓ 利用できなければ
第二候補
↓ それも利用できなければ
第三候補
というように、一つの受け取り方法だけに頼らないことです。
たとえば、自宅の環境や利用している配送サービスで可能なら、
① 宅配ボックス
↓ 入らなければ
② 置き配バッグ
↓ それも難しければ
③ 玄関前
という考え方です。
「第一・第二・第三希望」ではなく「候補」と考えよう
ここでは、あえて「希望」より「候補」という言葉を使います。
理由は、配送指示などに書いた順番が、必ずそのまま配達員に対する正式な優先順位として処理されるとは限らないからです。
配送会社・配送方法・荷物・建物・安全上の判断などによって、利用できる受け取り方法は変わります。
Amazonの配送指示についても、Amazonが配送する場合に利用されるもので、他の配送業者による配送や出品者から発送される荷物では利用されない場合があります。
また、配送指示を設定していても、注文内容や配送時の状況によって希望どおりにならない場合があります。
私自身は「ガスメーターボックス→OKIPPA→玄関前」
私は配達員であると同時に、自分自身もマンションに住んでいます。
そして自宅では、受け取り場所を一か所だけにしていません。
私の場合は、
私が実際に用意している3つの候補
① ガスメーターボックス
↓ 入らなければ
② 玄関前のOKIPPA
↓ それにも入らなければ
③ 玄関前
という3段構えにしています。
小さい荷物ならガスメーターボックス。
そこに入らない荷物ならOKIPPA。
さらに大きくてOKIPPAにも入らないなら、利用可能な荷物では玄関前。
というように、荷物が大きくなるにつれて受け皿を広げているイメージです。
もちろん、これは私のマンションと利用している配送サービスで可能な範囲で行っている方法です。
ガスメーターボックスは本来、荷物を保管するための設備ではありません。設備や点検の邪魔にならないこと、マンションのルール上問題がないことなどを確認する必要があります。
私が自宅で実際にやっている受け取り方法はこちらで詳しく紹介しています。
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マンション住まいの現役配達員が実際にやっている荷物の受け取り方
続きを見る
なぜ一つの受け取り場所だけでは足りないことがあるのか
大きな理由の一つが、注文した時点では実際の荷物の大きさが分からないことがあるからです。
商品そのものは小さくても、大きめの段ボールで届くことがあります。
逆に、小さな荷物が複数に分かれて届くこともあります。
だから、
「宅配ボックスに入れてほしい」
だけで考えるのではなく、
「宅配ボックスに入らなかったら、次に利用できる場所はあるか?」
まで考えておくと受け取りやすくなります。
荷物が宅配ボックスより大きかった場合についてはこちら。
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宅配ボックスより荷物が大きい!入らない荷物はどうなる?
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マンションでは「満杯」という別の問題もある
マンションの共用宅配ボックスでは、荷物の大きさとは別の問題があります。
空いていないことです。
自分の荷物が入る大きさのボックスがあったとしても、すでにほかの住人の荷物が入っていれば使えません。
そのため、共用宅配ボックスを利用している人ほど、
「満杯だった場合はどうする?」
まで考えておく意味があります。
共用宅配ボックスが満杯だった場合の対策はこちら。
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オートロックマンションの宅配ボックスが満杯!そんなときどうする?現役配達員が解説
続きを見る
候補の作り方① 小さい場所から大きい場所へ
では、第一・第二・第三候補をどう決めればいいのでしょうか。
私が分かりやすいと思う方法の一つが、小さい受け取り場所から大きい受け取り場所へ広げる考え方です。
たとえば、
小さい荷物
ガスメーターボックス
↓
中くらいの荷物
OKIPPA・宅配ボックス
↓
大きな荷物
玄関前など利用可能な場所
という形です。
こうしておけば、一つ目に入らないサイズの荷物でも、次の受け皿があります。
宅配ボックスのサイズ選びはこちらの記事でも詳しく解説しています。
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宅配ボックスの大きさは何L必要?現役配達員がサイズ選びを解説
続きを見る
候補の作り方② 防犯性の高い場所から考える
大きさだけではなく、防犯面から順番を考える方法もあります。
たとえば、自宅の環境で利用可能なら、
① 外から荷物が見えにくい場所
↓
② 宅配ボックス・置き配バッグ
↓
③ 玄関前
という考え方です。
私はガスメーターボックスを使っていますが、荷物が外から見えにくいという点もメリットだと感じています。
ただし、繰り返しになりますが、ガスメーターボックスは宅配ボックスではありません。
設備に荷物を押し付けたり、点検や操作を妨げたりしないことが大前提です。
ガスメーターボックスを利用するときの注意点はこちら。
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宅配ボックスがないならガスメーターボックス!置き配場所として活用する方法
続きを見る
候補の作り方③ 配達員が見つけられる場所にする
もう一つ重要なのが、配達員がその場所を見つけられるかです。
どれだけ安全な場所を用意しても、初めてその家へ来た配達員が場所を見つけられなければ利用しにくくなります。
たとえば、
- 玄関の右か左か
- どの扉がガスメーターボックスなのか
- 物置がどこにあるのか
- 宅配ボックスがどれなのか
など、迷いそうな場所なら目印まで伝えると分かりやすくなります。
「場所+目印+ダメだった場合」の具体的な書き方は、配送指示の例文記事でまとめています。
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Amazonの配達指示・備考欄には何を書く?現役配達員が例文を紹介
続きを見る
実際の配達先で「これはうまい」と思った方法
ここで、私が実際の配達中に見た例を一つ紹介します。
ある戸建て住宅へ荷物を届けたとき、その家は不在でした。
不在票を入れようと郵便受けのフタを開けると、その内側に小さな案内が貼ってありました。
配達員さんへ
不在の時は車庫の奥にある物置に荷物を置いてください。
鍵はかかっていません。
私が面白いと思ったのは、案内を道路から丸見えの場所ではなく、郵便受けのフタの内側に貼っていたことです。
普通に家の前を通る人が郵便受けの中まで見ることはありません。
一方、配達員は不在票などを入れるために郵便受けを確認することがあります。
つまり、
「配達員には伝えたい。でも置き場所を通行人に大きく知らせたくない」
という工夫になっていました。
もちろん、実際にその場所へ置き配できるかどうかは、配送サービスのルールや荷物、安全性などの条件によります。
オートロックマンションでは「候補がある=使える」とは限らない
マンションの場合は、もう一つ重要なポイントがあります。
配達員がその受け取り場所まで正規に到達できるかです。
たとえば玄関前を第二候補にしていても、配達員がオートロック内へ入れなければ利用できない場合があります。
そのため、
「第二候補に玄関前と書いておけば必ず置いてもらえる」
わけではありません。
現在はヤマト運輸などで、条件を満たすオートロックマンションについて、正式な仕組みでエントランスを解錠して置き配できるケースもあります。
ただし、対応マンションや対象となる荷物などの条件があります。
オートロックマンションで宅配ボックスが満杯だった場合についてはこちらで詳しく解説しています。
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オートロックマンションの宅配ボックスが満杯!そんなときどうする?現役配達員が解説
続きを見る
「置いたらインターホン・応答不要」は別の便利な指示
受け取り場所の優先順位とは少し別ですが、私が配達員として分かりやすいと思う指示があります。
置き配後、インターホンを押してください。応答は不要です。
この書き方なら、
荷物を置く → インターホンを押す → 配達員は次の配達へ
という意図が分かりやすくなります。
逆に、子どもが寝ている、夜勤明けで寝ているなど、鳴らしてほしくない場合は「インターホン不要」と伝える方法もあります。
こうした具体的な配送指示の例文はID341の記事にまとめています。
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Amazonの配達指示・備考欄には何を書く?現役配達員が例文を紹介
続きを見る
Amazonの配送指示だけに頼らないことも大切
ここは重要です。
Amazonの配送指示に受け取り場所を書いたからといって、すべてのAmazon注文で同じように配送員へ伝わるとは限りません。
Amazonの案内では、配送指示はAmazonが配送する場合に利用され、他の配送業者による配送や出品者から発送される場合には利用されないとされています。
また、Amazon配送であっても、注文内容や配送時の状況によって希望どおりにならない場合があります。
ヤマト運輸など配送会社側に正式な受け取り方法・置き配指定の機能が用意されている場合は、そちらで選択できる受け取り方法も確認しましょう。
第一・第二・第三候補を考えるときのチェックポイント
最後に、自宅の受け取り場所を考えるときのポイントをまとめます。
- その場所を配送サービス上利用できるか
- 荷物が入らなかった場合の次の場所があるか
- 配達員が場所を迷わず見つけられるか
- 雨に濡れにくいか
- 盗難リスクを抑えられるか
- マンションなど建物のルール上問題ないか
- 配達員が正規にその場所まで到達できるか
全部を完璧にする必要はありません。
自宅で使える方法の中から、一つ目がダメだったときに使える二つ目を考えるだけでも違います。
まとめ|「どこに置く?」ではなく「そこがダメなら次は?」まで考える
Amazonなどで荷物の受け取り方法を設定するとき、私は一つの場所だけで考えないことをおすすめします。
宅配ボックスは満杯になることがあります。
荷物が大きすぎて入らないこともあります。
OKIPPAにも容量の限界があります。
玄関前を利用できない荷物や建物もあります。
つまり、どの受け取り方法にも弱点があります。
私が伝えたいのはこれ
第一候補
↓ ダメなら
第二候補
↓ それもダメなら
第三候補
というように、受け取り方法そのものにバックアップを作っておくのがポイントです。
Amazonの配送指示に実際に何を書けばいいか迷ったら、例文はこちら。
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Amazonの配達指示・備考欄には何を書く?現役配達員が例文を紹介
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そして、宅配ボックス・置き配・日時指定なども含めて再配達を減らす方法をまとめて知りたい人はこちら。
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