
使わない時は片手で持てるサイズの宅配ボックス
OKIPPA(オキッパ)は、使わないときには小さく折りたためるバッグ型の置き配用宅配ボックスです。
私は現役の配達員としていろいろな家へ荷物を届けていますが、自宅でも実際にOKIPPAを使っています。
先に率直な感想を言うと、
据え置き型の宅配ボックスより配達時に少し手間はかかる。でも「宅配ボックスなし・置き配もできない」より、はるかにありがたい。
というのが配達員としての印象です。
現役配達員によるOKIPPAへのぶっちゃけ感想
結論|OKIPPAはこんな人に向いている
| 住宅・環境 | 相性 |
|---|---|
| 一戸建て | 〇 |
| マンション・アパート (オートロックなし) |
〇 |
| マンション・アパート (オートロックあり) |
△ |
| 玄関周辺が狭い家 | ◎ |
| 工事をしたくない賃貸住宅 | ◎ |
特に向いているのは、
- 据え置き型宅配ボックスを置くスペースがない
- 賃貸なので工事をしたくない
- 使わないときは玄関を広く使いたい
- まず手軽に置き配環境を作りたい
という人です。
逆に、広い設置スペースがあって、できるだけ配達員が簡単に荷物を入れられる環境を作れるなら、据え置き型の宅配ボックスも有力です。
OKIPPAの主な特徴
現在のOKIPPAは、公式情報では最大容量57L。使用しないときは約13cm四方まで小さく折りたためます。
- 工事不要
- 使わないときはコンパクト
- 最大容量57L
- 専用ロックと南京錠付き
- 撥水加工
- マンションなど省スペースの玄関でも使いやすい

OKIPPAを実際に使って感じる6つのメリット
OKIPPAのメリット
- 使わないときは折りたためる
- 工事不要で導入しやすい
- ワイヤーと南京錠で盗難対策ができる
- 57Lまで広がる
- 撥水加工されている
- 盗難補償のサポートも用意されている
① 使わないときは折りたためる
OKIPPAの大きなメリットがこれです。
使わないときは小さく折りたためます。


折りグセがついているため、たたむのも難しくありません。

両端を持って折りたためます
大きな据え置き型宅配ボックスを置くスペースがない玄関でも使いやすいのがメリットです。
② 工事不要で導入しやすい
OKIPPAは据え置き型宅配ボックスのような大がかりな設置工事を必要としません。
そのため、
- 賃貸マンション
- アパート
- 玄関周辺が狭い住宅
- 宅配ボックスを試してみたい家庭
などでも導入しやすいのが魅力です。
③ ワイヤーと南京錠で盗難対策ができる
置き配で心配になるのが盗難です。
OKIPPAには、玄関周辺へ固定するための専用ロックと、荷物を入れたバッグを施錠する南京錠があります。

そこで、バッグ自体を玄関周辺へ固定する仕組みになっています。


ワイヤーや南京錠があっても盗難を完全に防げるわけではありません。人目につきやすい道路沿いなどでは、設置場所や防犯対策も合わせて考えましょう。
俺の家ではこんなふうに固定している
ここはネットの商品説明ではなく、私が自宅で実際にやっている方法です。

OKIPPAをドア付近へ設置。

ワイヤーをドアの郵便受け部分から室内へ通しています。

室内側へワイヤーを通します。

内側のドアノブへ引っ掛けています。
これは私の自宅環境で行っている設置例です。ドアや郵便受けの構造、避難経路、マンション等の管理規約などを確認し、安全に設置できる方法を選んでください。
④ 最大容量57Lまで広がる

OKIPPAは使用時に57Lまで広がります
コンパクトに折りたためる一方、使用するときは最大57Lまで広がります。
公式では2Lペットボトル18本が入る大きさとして紹介されています。
宅配ボックスの容量と荷物サイズについてはこちらで詳しく解説しています。
-
-
宅配ボックスの大きさは何L必要?現役配達員がサイズ選びを解説
続きを見る
⑤ 撥水加工されている。ただし完全防水ではない
OKIPPAの生地には撥水加工が施され、止水ファスナーも採用されています。
ただし、完全防水ではありません。
直接雨が当たる環境では、水が浸透する可能性があります。
たとえば、
配達員さんへ
雨の日は荷物をこの袋に入れてからOKIPPAへお願いします。
というメモと一緒に、大きなポリ袋を置いておく方法です。
雨の日のOKIPPA対策については、現役配達員の立場から別の記事で詳しく解説しています。
-
-
OKIPPAは雨の日に濡れる?実際に使う配達員が教える雨対策
続きを見る
⑥ 盗難補償のサポートがある
OKIPPAには現在「OKIPPA plus」というサポートサービスがあります。
公式では、有料サポートは100円/30日で、OKIPPAに預け入れられた荷物の盗難について上限30,000円の補償などが案内されています。
また無料サポートも用意されています。
補償には対象条件や対象外となるケースがあります。加入を検討する場合は、申込み時点のOKIPPA公式サイトで最新条件を確認してください。
【重要】日本郵便の「申請が必要」は現在ルールが変わっている
この記事を以前書いたときには、日本郵便の宅配ボックス利用について、事前に「指定場所配達に関する依頼書」の提出が必要になるケースがあり、OKIPPAには申請不要という特徴がありました。
しかし、現在は制度が変わっています。
2024年7月12日以降、ゆうパック等を宅配ボックスや玄関前の鍵付き容器(置き配バッグ)へ配達してもらう場合、原則として事前の申込みは不要になっています。
そのため、現在は、
「普通の宅配ボックスは申請が必要だけどOKIPPAだけ申請不要」
ということをOKIPPA独自のメリットとして考える必要はありません。
なお、荷物の種類や指定する置き場所などによって扱いは異なるため、日本郵便を利用するときは最新の条件を確認してください。
現役配達員から見たOKIPPAのデメリット
ここまでメリットを紹介しましたが、実際に配達する側としてはデメリットもあります。
- 据え置き型宅配ボックスより荷物を入れるのに少し手間がかかる
- 完全防水ではない
- 荷物の形によっては57Lでも入らない
- ワイヤーやバッグなので、頑丈な据え置き型ほどの防犯性は期待できない
- 設置場所によっては配達員が存在に気付かないことがある
特に配達員目線で感じるのは荷物を入れる手間です。
据え置き型なら扉を開けて荷物を入れて施錠、という流れで済む製品があります。
OKIPPAの場合はバッグを広げて荷物を収納し、ファスナーを閉めて施錠します。
実際に俺はOKIPPAをどう使っている?
私は自宅マンションで、OKIPPAだけに荷物の受け取りを任せているわけではありません。
基本的には、
- 第一候補:ガスメーターボックス
- 入らなければ:玄関前のOKIPPA
- それも無理なら:玄関前
という複数の受取場所を用意しています。
私が実際にやっている荷物の受け取り方はこちらで詳しく紹介しています。
-
-
マンション住まいの現役配達員が実際にやっている荷物の受け取り方
続きを見る
OKIPPAはこんな人におすすめ
- 賃貸住宅に住んでいる
- マンション・アパートで玄関周辺が狭い
- 据え置き型宅配ボックスを置く場所がない
- 工事せずに宅配ボックスを導入したい
- 使わないときは玄関を広くしておきたい
- 置き配の受取場所を一つ増やしたい
こういう人なら、OKIPPAはかなり検討しやすい選択肢です。
逆に据え置き型の方が向いている人
一方、
- 戸建てで十分な設置スペースがある
- ネット通販をかなり頻繁に使う
- 複数の荷物を受け取りたい
- より頑丈な宅配ボックスが欲しい
- 雨や防犯面を重視したい
という人なら、据え置き型も比較してから決めた方がいいでしょう。
現役配達員の立場からおすすめ宅配ボックスを比較した記事はこちらです。
まとめ|OKIPPAは「置く場所がない家」にかなり強い
OKIPPAは、据え置き型宅配ボックスとはかなり性格の違う商品です。
- 工事不要
- 使わないときは小さく折りたためる
- 使用時は最大57L
- ワイヤーと南京錠で固定・施錠できる
- 撥水加工されている
- 盗難補償のサポートもある
一方で、完全防水ではなく、配達時には据え置き型よりひと手間かかります。
だから私は、
「すべての人にOKIPPAが最強」ではなく、「大きな宅配ボックスを置きにくい家にとても相性がいい」
と考えています。